先人から学ぶ 2005.02.07

「志」「変化」「先見」「挑戦」「創意」「自助」「意思」

古くから日本の産業・経済の中心だった大阪は、「ビジネスを起こす」ということに対して非常に積極的な地域です。その大阪市の中小企業ビジネス支援の本拠地「大阪産業創造館」の地下には、「大阪企業家ミュージアム」という博物館があります。この博物館の入り口に掲げられている言葉がこの7つです。これらの言葉を読んで皆さんは何を感じるでしょうか?

これは、大阪がこれまで輩出してきた優れた企業家の「創業・起業精神」を言葉にしたものです。

私は、この言葉が自分のブランドや企業を育てようという「創業者が持つべき心構え」であると同時に、「成功のエッセンス」だと感じました。

限られた時間の中で効果的に成果を挙げる方法の一つは、成功者のマネをすることです。

成功した人が、どのように考え、どのように行動し、どんな努力を続けたのか?というポイントを自分のブランドに置き換えてみるのです。

ブランドは作ったけれど売上げが伸びない、お客様が増えないという多くの場合、独りよがりの商品開発や営業方法を取っていることが多いようです。

まだ事業では成功したことが無い人が考える「こうすれば成功するだろう」という方法ははたして効果的でしょうか?
創業した事業者のうち、その事業を3年後も続けているのは1割だという話を聞いたことがあります。9割の人が失敗しているのです。

この9割の失敗の原因の多くは、成功法則を学ばなかったからではないでしょうか?

「自分だけはビジネスで失敗しない」「自分だけは上手くいく」という根拠の無い自信だけでビジネスをしていくことは、結局、時間とお金と労力の無駄になります。

もちろん「志」は独自のものであるべきですが、成功に至るためには、できるだけ多くの成功事例を調べ、そこから得られた貴重なノウハウを学び、それを自社のビジネスに活用することこそ必要なのではないでしょうか。

だから、セミナーやマーケティングのアドバイスなどは成功のための大きな武器になるのですが・・・まだまだ、上手く活用している人が少ないのが残念です。