夢をあきらめない 2007.01.05

年明けに読んだ本に載っていたアメリカの著名なプロバスケット選手マジック・ジョンソンから貧しい黒人の子供たちに贈られた言葉を紹介します。
HIVで引退したのが91年ですから、今の若い人は誰だか知らないかもしれませんが、マイケル・ジョーダンのようなスーパースターの一人です。

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We can work it out !

『お前は無理だよ』と言う人の言う事を聞いてはいけない。

もし自分で何かを成し遂げたかったら、

出来なかった時に他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。


多くの人が、僕にもお前にも無理だよ、と言った。

彼らは君に成功して欲しくないんだ。

何故なら、彼らは成功できなかったから。

途中で諦めてしまったから。

だから、君にもその夢を諦めて欲しいんだ。

不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだ。


決して諦めては駄目だ。

自分のまわりをエネルギーであふれ、しっかりした考え方を持っている人で固めなさい。

自分のまわりを野心であふれ、プラス思考の人で固めなさい。

近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。

君の人生を考える事ができるのは君だけだ。

君の夢が何であれ、それに向かって行くんだ。

君は幸せになるために生まれてきたんだから・・・。


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さて、成功するまで諦めないこと、が成功する秘訣だと聞いたことがあります。
続けていればどんなに苦労しても最後には成功にたどり着くことができますが、諦めてしまえば、可能性は0になってしまうということだそうです。

ただし、注意して欲しいのは夢を諦めないことと、夢に到達するために一つの方法にこだわるのは違う、ということです。

夢は到達地点ですから、そこに至る道は無数にあるはずです。
電車で行くか、飛行機で行くか、車で行くか、歩いて行くか、遠回りでも整備された道を行くか、けもの道を切り開きながら最短の道を行くか、一人で行くか、大勢で行くか、

いろんな選択肢があるのですが、その道が一つしか無いように思い込んでしまうことがあります。
たとえ道が閉ざされても、目的地に到達する別の道や手段を探せばいいのです。

道が間違っていれば、到達できないこともあります。ものすごい遠回りになることや、他の人に抜かされてしまうこともあります。
道を間違っていると思ったら、勇気を出して立ち止まって、目的地はどこか、自分はどこにいるのか、確かめなくてはなれません。

この立ち止まる行為は夢を諦めることではありません。
夢に到達するために必要な行動なのです。

場合によっては、今まで歩いてきた道をスタートまで戻って、全く一から出直すことになるかもしれません。多くのことを失うかもしれません。
しかし目的地につきたいという熱意を持ち続ければ、それは失敗ではありません。

目的地につながっていない道が分かった、とプラスに捉えればいいのです。

夢に到達する道や方法は間違えても、見失ってやり直しても大丈夫です。
夢=目的地=目標をあきらめなければ到達するのです。


さて、マジックジョンソンは目標に向かっていくパワーを持った人と関わりを持つことを薦めています。
なるほど、と思います。

「成長しなくてもいい」「現状維持でいい」「安全なことだけしていればいい」と考えるような目標に向かう意欲が無い人は他人の成功をねたみ、足を引っ張り、パワーを奪います。

だから、事業を拡大したい、自分のブランドを大きくしたい、成功したいという目標に貪欲な人と付き合うことが大切です。
周りからプラスのパワーを与えてもらい、自分も与えることで成長するのです。